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Corgi Hosiery for QUILP

Corgi社は、代表的な靴下や上質なウールやカシミアを使用した数々の製品で、世界中のニットウェアを好む人達の間で高い知名度を誇っています。長い歴史を持ち、いつの時代においてもその個性を感じられる、特別な存在感を持っています。
デザイナーが若い頃に、たくさんの糸色から靴下の配色を組み、数ヶ月後に商品として手元に届いた配色は今でも印象に残っているそうです。

QUILP として23AW コレクションで、初めてオリジナルデザインのニットウェアと靴下を作成するにあたり、糸の色を一本ずつ選び、ディテールを詳細に決めたデザインを送ってみるとウェアの方では仕様的に作成したことのないものだと言われ、何度かの試行錯誤の後、手元に届いた1stサンプルは想像以上の出来上がりでした。難しいと言われたディテールを叶えてくれたことも感激しましたが、それ以上に製品となった時の質感が想像を超えていました。

23AWシーズンのアイテムはラムウール 100% の6plyのボリュームのあるZIPアップカーディガンを2色展開。
濃いグリーンに黒とチャコールグレーをミックスした深みのあるグリーンと、ベージュにライトグレーをミックスした抑えたトーンのベージュ。

カシミア100%の4plyアシンメトリーデザインのプルオーバーを2色展開。
グレーとライトグレーをミックスしたベーシックなカラーと、ベージュにグレーがミックスされた上品なベージュ。

ウェアのカラーに合わせたオリジナルパターンのソフトコットンの靴下3種類。
糸の配色も自画自賛に値する深みのあるものになり、デザインも想い描いていたものになっております。

靴下は今シーズンのウェアのカラーと合わせ配色しました。
QUILPの靴との相性は色もパターン、素材感も抜群です。

– Corgi Hosiery –

コーギ・ホージリー社は、1893年に英国サウスウェールズで創業したニットメーカー。
ファミリービジネスとして120年以上、5世代にわたり靴下やニットウェアを作ってきました。
はじまりは、ウェールズ地方の炭鉱で働く労働者達に暖かいロングソックスを穿かせたいという思いからハンドメイドの靴下の製造を開始。

1960年からはハンドフレームによるインターシャのニットウェアの生産を開始し、後にカシミヤ素材も加わりパリの高級メゾンにも認められるようになり、1988年には、チャールズ皇太子が10年間にわたりニットウェアとソックスを愛用したことによりロイヤルワラント(王室御用達認定証)が認められました。

現在、ほとんどのメーカーが機械により大量生産する中、コーギ・ホージリー社は今でも職人による手作りにこだわり、名だたるメゾンブランドのニット製品の生産を請け負っています。

コーギ・ホージリー社のカシミア製品は、手触りが極めてやわらかく、なめらかで軽いのが特徴です。